北大会館祭(22周年)が開催されました
5月31日(土)に一般社団法人北海道大学関西同窓会館及び北海道大学関西同窓会主催による「北大会館祭(22周年)」が大阪駅前第2ビルで開催されました。
創基150周年に向けて同窓会との連携を強化している北海道大学からは、横田 篤 理事・副学長、後藤 貴文 北方生物圏フィールド科学センター教授及び辻 賢司 社会共創部長が参加しました。
横田理事・副学長は、「北海道大学のサステイナビリティ・SDGsの歴史と現在地」と題し、本学がフィールド資産を活用して発展してきた歩みを振り返るとともに、大学創成期から受け継がれてきたサステイナビリティの精神を基盤に、世界の課題解決に取り組んでいる現状を説明しました。
後藤教授による講演「先端生物科学、IoTおよび宇宙技術による戦略的スマート放牧技術の可能性~スマートフォンで牛を飼おう~」では、日本の畜産業が抱える課題について説明があり、それを解決するために、分子レベルから栄養学・行動学・管理学・情報科学・宇宙科学を包括した新たな農学の構築を目指し、放牧飼養における精密な飼養管理の実現を通じて、牛肉生産システムにおけるパラダイムシフトを目指していることが紹介されました。
このほか、日下 大器 氏(一般社団法人北海道大学関西同窓会館 理事)による講演「スリランカでの大仏建立とその際考えた宗教のこと」では、日下氏が昭和53年に受け入れたスリランカからの留学僧侶が、長年の念願であったでスリランカでの大仏の建立を、令和5年10月に遂に実現させたことが紹介されました。
いずれの講演においても、出席した同窓生の関心は高く、活発な質疑応答が交わされました。
講演会終了後に行われた懇親会では、横田 理事・副学長らを囲んでの歓談、都ぞ弥生の斉唱が行われるなど、盛会のうちに終了となりました。



